2012年

7月

28日

7月28日(土) 税理士 笹岡宏保先生のセミナーに参加しました

 

相続で有名な笹岡先生のセミナーに初参加してきました。

 

セミナーの内容は

「借地権税務の理解と検討」

 

簡単に言いますと、

民法上の借地権と税法上の借地権の違いと、

それらをベースにした実務上の問題点などについてです。

 

実際の内容はとてもボリュームがありまして、

とても1日では理解しきれるものではないと思いますが、

それを1日で分かりやすく説明して下さいました。

 

何度、目からうろこが落ちたことか・・

 

断片的な知識がようやく繋がりました!

 

と同時にまだまだ勉強不足を感じた次第です。。

 

 

また、笹岡先生は印象的な言葉を残して下さいました。

 

「しっかり勉強していれば、価格競争もTPPも心配することはない」

 

こんなに勉強している士業は他にいないのだから。

 弁護士法も民法も、改正はほとんどないが、税法は毎年改正がある。

それを勉強しているのだから胸を張っていい。

 

みたいな事をおっしゃっていました。

 

最近、税理士業界は価格競争に思いっきりさらされています。

 

しかし、税理士の仕事は本来、価格競争があるのは好ましくないと思います。

それは、時間単位で計算出来るものではないからです。

 

価格競争に巻き込まれてしまうと、税理士としての品質が落ちるでしょう。

馬車馬のように作業に追われ、本来の仕事であるべき勉強が出来なくなりますから。

 

私たちは、自分たちが勉強してきたことや経験してきたことを、

お客様が必要としているタイミングで提供します。

 

”税理士は何もしてくれない”

 

そう思われている経営者の方、その税理士は恐らく価格競争に巻き込まれているか、

もしくは勉強しない税理士なのかもしれません。

 

”税理士は何もしてくれない”

 

そういうイメージが蔓延してしまうと、

税理士の本来あるべき姿が失われていってしまうのではないかと心配になります。

 

 

これは、大変悩ましい限りです。

 

しかし、「一生勉強」を決意して税理士になったのだから、胸を張って仕事をしていこうと思います。

 

 

 

 

2012年

6月

20日

FP勉強会

本日、2度目のFPの勉強会に参加してきました。

 

SGグループ 「SG遺言・相続・成年後見研究会」です。

 

前回は司法書士の先生が講師をして下さいました。

 

今回は、税理士の先生が相続税に関して説明してくださいました。

 

今回のテーマは「宅地と株式等の評価」がメインでした。

 

相続税については私の専門分野でもあります。

 

試験勉強歴2年、相続申告歴2年半のわたくしですが、

試験を終わると、実務でやらない部分については意外と忘れているんです。

 

それを、このような勉強会で復習する。

 

実務は突然やってきますので、常に勉強しておくことですぐに対応できますから

とても良い集まりだと思います。

 

今回は時間がなくて解説がありませんでしたが、

「取引相場のない株式」の評価は実務でも大変よく使います。

 

中小企業が多い日本。

中でも同族会社が多いので、事業承継問題に絡んで、株式の贈与や相続の問題が発生します。

その時の時価が問題になるんです。

 

相続はまぁ、分かりやすいのですが、

贈与となりますと、この時価の判定が難しかったりします。

 

生前贈与したいのに、贈与税発生してしまうから出来ないというケースも多いです。

 

わたしたち税理士は、事業承継から相続まで全体を通してベストな方法を皆様と一緒に探ります。

 

税金が発生するからNG.

というのではなく、相続後まで考えたベストな案を法律家としての立場で考える事ができるので、

不安を感じている方は一度税理士に相談してみたら良いかと思います。